娯楽としての遊び

 

子どもには ”遊び” が必要ですとよくお話をすると、「うちの子はいつも遊んでばかりなんですけど…」という方が少なくありません。しかし、そういう子でも ”遊び” で地頭が育っている子はあまり多くはありません。

現代の子どもたちに共通しているのが、”遊びの質が悪い” ということです。

子どもたちがしているのが、自主的に頭を使う創造性を求められる ”遊び” ではなく、用意された ”娯楽としての遊び” であることが多いのです。

例を挙げましょう。

まず、とても多いのが3DSに代表される ”ゲーム機” です。

 

外に遊びに行ったなぁと安心していると、友達のうち、公園、マンションの踊り場、公民館、いたるところに集まって遊んでいます。

 

当たり前ですが、この遊びはお子さんの地頭をよくはしてくれません。

大人の手によって飽きないよう、依存するようにプログラムされた仮想世界で遊ばされているだけです。

 

”危険な娯楽” ですので、子どもが小さいうちは出会わせないようにしてあげたいですね。

 

 

他には

●テレビ番組

●インターネット・動画サイト

●遊園地

●ゲームセンター(メダルゲーム・アーケードゲーム等)

●テーマパーク

●映画館

●カラオケ

 

”お金” を払う、娯楽としての遊びは人を楽に楽しませてくれます。

楽にということは、自分の頭も体もあまり使わないということです。

慣れすぎてしまうと、”お金” や ”ゲーム機” がないと楽しめない子になってしまいます。

 

お金を払って楽しむことが普通という ”思考回路” が出来てしまうと、日常生活の何気ないことを楽しめなくなってしまいます。

自分たちで遊びや楽しみを作り出すことが出来なくなってしまいます。

 

特に最近は、大人の娯楽に子どもたちが付き合わされています。

薄味で育てるべき ”離乳食” の時期に、化学調味料たっぷりの濃い味を与えているようなものです。

 

子どもたちの感覚がおかしくなるのは当たり前です。

素材そのものの味を楽しむことなど、出来なくなってしまうのです。

 

最近気になるのが、子育てを楽しめない ”親” の存在です。

 

自分の趣味や娯楽の時間とお金がなくなるから、子育てが楽しくないという ”親” と、毎日の子育てが幸せで、早く大きくならないでほしい、長期休みでも学校が始まらないでほしいと言う ”親” がいます。

 

その違いは、小さい頃から ”娯楽” にどっぷり浸かって育ったか、何もない所に遊びや楽しみを見出して育ったかの違いが大きいのではないかと思います。

 

 

お父さん、お母さん、子育てを通じて、”娯楽” ではない ”遊び” を子どもと一緒に楽しんでみてはいかがでしょうか。