育てたい忍耐力

 

”忍耐” …苦しさ、辛さ、悲しさなどを耐え忍ぶこと。例えば、自分に不都合なことなどをひとにされても、暴力的な仕返しをしたり、現実逃避したりしないなど。忍耐する力を「忍耐力」、忍耐力があることを「忍耐強い」と言う。忍耐は、四元徳のひとつとされている。

(Wikipediaより)

 

多くのお父さんお母さんが、我が子に忍耐力を身につけてほしいと願っていることでしょう。私も同じように思っていますが、意識していることがあります。

 

それは、忍耐力には二種類あるということです。

 

 ①:思考を止めて(心を無にして)ただ耐える忍耐力

 ②:思考を止めずに(心を殺さず)考え続ける忍耐力

 

①の忍耐力を身につけさせるには、理不尽な苦痛や課題を小さい頃から与え続ければ良いでしょう。

 

単純な苦痛な単調な作業を。人は単調な作業を続けるのに感情は邪魔になるので、感情表現の乏しい能面のような顔つきの子どもが出来上がります。

 

しかも、なぜその作業をしなければいけないか、本当に必要なのか、他の方法はないかといったことを考えようとしなくなります。

 

②の忍耐力を育てるには、①の忍耐力が育つ刺激の排除が前提で、読書や料理、外遊びなどいろいろな体験で育ちますが ”自主的に楽しみながら” でないと①の忍耐力が育ってしまいますので意識して育てる必要があります。

 

 

どちらの忍耐力が育っているか、下の計算問題と文章問題を子どもにさせて確かめてみるといいでしょう。小3生に最適ですが、先取り学習で小3範囲の学習を終えている子なら小1~小2でも大丈夫です。

54÷3=

13×2=

121-37=

84+17=

45÷3=

14×12=

66-48=

35+46=

203-104=

41×19=

<S4級-04>★★★

大食いイルカのドルフィンちゃんが、超大食いクジラのホエールちゃんとエビの大食い競争をしました。エビ牧場には1000匹のエビがいましたが、大食い競争が終わったら半分の半分になっていました。ホエールちゃんはドルフィンちゃんの4倍のエビを食べたそうです。ホエールちゃんは何匹のエビを食べたでしょうか。


 
‘‘勉強” を使って②の忍耐力を育てるのはとても難しいのです。

私が息子たちの②の忍耐力を育てるのに使っている ”お絵かき算数ドリル” も使い方を誤れば、①の忍耐力が育ってしまいます。

 

だからお母さんたちにお願いしています。 

 

「正解不正解にこだわらないでください。」

 

「ゆっくり取り組める時間を確保してください。」

 

「ヒントは出さないでください。」

 

「正解に誘導しないでください。」

 

「解けなくてもイライラしないでください。」 と。

 

人間が、機械の一部に組み込まれてひたすら単純作業を続けることを求められた ”産業時代” は終わったのです。

 

多くの情報をどう活用するかといった ”知恵” が ”知識” 以上に求められる時代になったのです。その時に必要な忍耐力はどちらでしょうか。