自分で遊べない子には

 

「折角自然の中に連れ出したのに、持ってきたゲーム機をいじったり、普段遊んでいる玩具で遊んでばかりで、親が望むような体を使った自然遊びをしてくれない…」

 

そんな悩みをお持ちの方もいるかもしれませんね。普段からテレビ漬け、ゲーム漬、遊び方の決まった玩具漬で、受け身の遊びに慣れた子たちは、突然自然の中に連れ出しても、そもそも遊び方がわからないのです。


大事なことですが、遊ぶには  ”遊び相手”  が必要です。普段は一人で遊んでいるというのは、ゲーム機や玩具が  ”遊び相手” になっていたからなのですが、もともと ”遊び道具” に過ぎないゲーム機や玩具はプログラムされた遊び方しか教えてくれません。

 

 

 

昔は子どもの群れ社会があり、年長者がいろいろな遊びを教えてくれました。それに祖父母も子育てに参加してくれて、笹舟の作り方、草笛の鳴らし方、どんぐりを使ったやじろべえや竹とんぼの作り方等々、親が一つ一つ教えなくても子どもたちはいろいろな遊びを身につけていきました。

 

現代子育て事情からするとうらやましい時代ですが、ないものをねだっても仕方がありません。ではどうしましょうか。

 

もし一緒に遊ぶ友達がいない場合、お父さん、お母さんが ”遊び相手” になるのがいいでしょう。ここで気をつけてほしいのが ”指導” や ”注意” をしていては ”遊び相手”  にはなれないということです。

 

一緒に木登りを楽しんでください。一緒に笹舟をつくって遊んでください。一緒に綺麗な葉っぱを集めてください。もし聞かれたら、その時に教えてあげてください。

 

 

 ”遊んであげないと!” と頑張る必要はありません。

ただ、楽しい時間を共有してください。

 


では一緒に遊ぶ友達がいる場合はどうしましょうか。
そんな時は、子どもたちの自主性を損なわないために、出来るだけ放っておきましょう。

ただし、本物の自然を相手に遊ぶときは注意が必要です。

 

子どもからは ”ほったらかし” に見えても、意識は離さず、しっかりと見守ることが大切です。自然は安全に配慮された人口的な遊び場所とは違います。海や川での遊びなどは危険と隣り合わせです。

 

ここまでなら大丈夫、ここまでいったら声をかけようと、細心の注意を払いつつ ”ほったらかす” のです。

 

「え~そんなの無理!」という方にオススメなのが ”親が本気で遊ぶ” ことです。

もちろん ”指導” や ”注意” は厳禁です。

 

これはもう ”元男の子” のお父さんの出番です。童心に戻って本気で遊んで楽しむ姿を子どもたちに見せてあげてください。そして、危険だと判断した時はすぐに守ってあげてください。

 

 

私の場合、整備された公園の遊具やアスレチックなどでは、子どもたちと一緒に遊ぶことはそれほどありません。体力的にしんどいというのもありますが、あまり遊びたいという欲求が起こらないのです。

 

そんな時は見守ることに徹するか、季節を感じさせる草木や虫を探したりしています。すると子どもたちが集まってきて一緒に探し始めることもよくあるのですが…。

 

ただ自然を相手に遊ぶ時は、あとで  ”一番楽しんでたね”  と奥さんに言われることが多々あります。子どもたちを楽しませようと自然の中へ飛び出していくのですが、気がつくと子どもと同じレベルで遊びに集中しているようです。