自然を相手に遊ぶこと

 

子どもには遊びが必要です。出来れば室内よりも外遊び、出来ればテーマパークや公園よりも自然を相手に遊ぶ機会を増やしてあげてください。

 

自然遊びの良さはとても語りつくせません。山での遊び、川での遊び、海での遊び、草花を使った遊び、それこそ数えきれないほどの遊び方があるのです。

 

なんでもない林でも、棒っきれを拾ってチャンバラごっこを始めるのは男の子ならではですね。落ち葉を集めてその中にもぐったり、きれいな葉っぱを集めたり、思い思いに遊べるのが自然遊びの良いところです。

 

 

普段なじみのある室内とは違い、自然の中には初めて見るもの、珍しいもの、美しいものが沢山あります。たとえ同じ場所でも四季がはっきりした日本では、自然はいつも違う表情を見せてくれるのです。

春には満開の桜と萌える草木、じめじめした梅雨が終わるとまぶしい太陽の季節、蝉は命の輝きとはかなさを教え、川や海は大自然の雄大さと時に怖さを教えてくれます。

 

秋は紅葉の季節、実りと収穫の喜びを色鮮やかな色彩で表現し解き放ちます。湖面に映る紅葉は時に幻想的な美しさを見せてくれます。

 

そして少しずつ寒さが厳しくなり、冬将軍がやってきます。乾き、澄んだ空気は一年を通して最高の星の輝きを私たちに届けてくれます。はるか彼方から時空を超えてたどり着いた星々の姿は子どもたちだけでなくわれわれ大人の心も揺さぶることでしょう。

 

 

五感を刺激し、健全な心の成長にもつながり、健康にもよい。子育てに自然の力を借りないという手はありません。 

遊び方の決まった遊び、例えばブランコや滑り台などは少し遊んだら飽きてしまいます。ところが自然を相手に遊ぶ時、子どもたちは食べることも忘れて遊び続けます。

 

例えば川遊び。同じところに何度も飛び込み、流れに身を委ねてただ流されていく。それだけのことでも何時間もやり続けます。

 

体が冷えたら河原で石を積んだり、流れをせき止めてダムをつくったり、とにかく時間を忘れて遊びに没頭します。

 

人工的な遊具に比べて自然ははるかに複雑なので、子どもたちの心と頭を刺激します。膨大な情報を処理しながら、次はこうしてみよう、今のは楽しかった、もう一度やってみよう、そんなことを考えなら、頭と体を最大限に働かせながら遊ぶのです。

小さい頃から机の上で知識を詰め込むよりも、自然を相手に思う存分遊ぶほうが地頭はよくなります。楽しみながら、膨大な自然の情報を処理し、複雑な思考回路をつくっているのですから、当たり前といえば当たり前のことです。