We are what we eat.
添加物の神様、安部 司 さんのWebセミナーを見て、これまでも気にはしていた添加物についてもう少し意識をしようと言う気持ちになりました。
お子さんの誕生会で子どもが取り合っていたのは奥さんが用意した肉団子(ミートボール)。それは安部氏が開発に関わったもので、本来なら産業廃棄物になるくず肉に添加物を大量に投入して「食品」に仕上げたものだったそうです。
その翌日、辞表を出したそうです。
専門家が我が子に与えられるかどうか、これ危険かどうかの基準になりますね。
ジョブズも我が子に自分が世に送り出したipad やiPhoneを与えなかった。
こちらの動画もいいですね。
11分過ぎ、廃棄したコンビニ弁当の話が怖いです。
それについて書かれたページを見つけました。
食卓の向こう側・第2部「命」つなぐために
西日本新聞 2004.03.19 朝刊掲載
二年ほど前、福岡県内の養豚農家で“事件”が起きた。母豚のお産で死産が相次いだのだ。
やっと生まれたと思ったら、奇形だったり、虚弱体質ですぐに死んだり。
透明なはずの羊水はコーヒー色に濁っていた。
「えさだ」。
ピンときた農場主は、穀物など元のえさに変えた。徐々にお産は正常に戻ったが、二十五頭の母豚が被害に遭い、農場主は生まれるべき約二百五十頭の子豚をフイにした。
母豚が食べたのは、賞味期限が切れた、あるコンビニの弁当やおにぎりなど。
「廃棄して処理料を払うより、ただで豚のえさにした方が得」と考えた回収業者が持ち込んだ。期限切れとはいえ、腐っているわけではない。「ちょっとつまもうか」と、農場主が思ったほどの品だった。
肥育用の子豚に与えれば、肉質にむらがでる。
そこで母豚に、それだけを毎日三キロ与えた。
農場主の計算では月二十万円のえさ代が浮くはずだったが、百十四日(豚の妊娠期間)後、予期せぬ結果が待っていた。
× ×
原因はわからない。だが、予兆はあった。
与え始めて間もなく、母豚がぶくぶく太ったのだ。
すぐに量を減らした。豚の体の構造は人間に近い。
「人間でいえば、三食すべてをコンビニ弁当にしたのと同じこと。それでは栄養バランスが崩れてしまう」と、福岡県栄養士会長で中村学園短大教授の城田知子。
一般的なコンビニ弁当は高脂質で、濃いめの味付け、少ない野菜。
毎食これで済ませたら…。
家庭にはない食品添加物も入っている。
「腐る」という自然の摂理から逃れるには、何らかの形で人の手を加えなければならない。
例えば、おにぎりを「夏場で製造後四十八時間もつ」ようにするには、添加物などの“テクニック”が要る。
だが、そのおかげで、私たちはいつでもどこでも、おにぎりをほおばることができるのだ。
× ×
二〇〇三年のコンビニ業界の市場規模は約七兆三千億円。
全国に一万店舗を展開する業界最大手のセブン―イレブン・ジャパンの販売構成比を見ると、弁当、 総菜、パン、清涼飲料水、カップラーメンなど四分の三が食品だ。
利用客は同社だけで年間延べ三十六億人。コンビニが「家の台所」化しているのは、決して若 者だけではない。
同社など添加物を減らそうとするメーカーもある。
中食(なかしょく)(弁当、総菜)が生活の中に定着しているからこそ「中身に関心を持ってほしい」。添加物に詳しい安部司(52)は力を込める。
「商品に張られたラベル(内容表示)を見て自分で判断するか、確かな材料を手に入れて自分で作るか。食は自己責任。年間約八千人が交通事故死しているからといって、社会から車を追放せよ、とならないのと同じことだ」
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平和が戻った養豚農家。昨年は約二千頭の子豚が、母豚の腹から当たり前のように生まれてきた。 「豚体実験はもうこりごりだ」。農場主はうんざりした顔で言った。(敬称略)
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消費伸びるコンビニのおにぎり 総務省の2003年家計調査によると、調理食品の購入の中で伸びているのがおにぎり。1人当たりの購入金額は前年比6・4%増の3819円。セブン―イレブン・ジャパンは02年度、9億9000万個のおにぎりを販売した。
引用元:http://www.harmonicslife.net/Blog/2005/SavedPages/SickPigs/SickPigs.html
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