計算ドリル20問

小学生の計算ドリルは1ページ約20問程度の計算問題があります。

たった20問の宿題だから…

 

影響ないと思いますか?

987×65=

 

この3桁×2桁の掛け算を筆算でやると、

 

①5×7=35

②5×8=40

③40+3=43

④5×9=45

⑤45+4=49

⑥6×7=42

⑦6×8=48

⑧48+4=52

⑨6×9=54

⑩54+5=59

⑪3+2=5

⑫9+2=11

⑬4+9+1=14

⑭5+1=6

 

ざっと14回、単純計算を繰り返すことになります。

 

これを20問分ということは…

 

14×20=280回

 

280回 も簡単なかけ算と足し算を繰り返すことになります。

 

小2のかけ算九九の問題20問からすると、14倍 です!

 

ドリル2ページ分、あるいはプリントで40問なんて出た日には…

 

560回 もひたすら単純計算です。

 

高速プリント教室だと10問×10枚=100問で…1400回もひたすら単純計算ですね。

100マス計算14枚分・・・。

 

私は子どもの宿題を代わりにやっていた頃、ドリルは漢字も計算もみるだけでもイライラしました。

 

100問の筆算なんていったら「感情」をオフにしないと出来ません。

実際子どもたちは感情をオフにします。

 

計算の時だけならいいですが、そんなに甘くは無いことを今まで出会った子たちが教えてくれました。

 

毎日の学校の授業と宿題だけで、危険水準を超えています。

低学年のうちは大丈夫のように見えます。

 

じわじわボディーブローのように効いてきますので、だんだんと「感情のない顔と鋭い目つき」になってきます。

 

そしてじっくり自分の頭で考えることが出来ない頭になります。

教わったことを高速で処理する頭にはなれることもありますけどね。

 

理論じゃありませんよ、実際に子どもたちをみてきた結果です。

 

いつか頭が狂う

 

お子さんの頭が狂わないことを祈ります。

 

ちゃんと、1年生~3年生にかけて異常反応が出るはずですので見逃さないようにしましょうね。幼稚園から開始した子はもっと早く出ます。

 

小4辺りで算数がわからなくなるなんて、子ども本来の力を考えたら異常ですから。

※急にわからなくなるのではなく、わからない状態が発覚するのが小4前後というだけです。