フランチャイズの塾を始めた頃、塾のスーパーバイザーに塾生のお兄ちゃんお姉ちゃんたちの定期テストの問題を集めて、直前に解かせる「対策授業」をやるように言われましたが、
「そんな卑怯なことしてどうすんの」
とやりませんでした。
息子たちを「学校の成績が良い子を目指して」育てるつもりはなかったので、実力がついていないのに点数だけとるなんてそんな子どもをダメにするような卑怯なやり方はありえないと思いました。
だから高学歴の指示待ち人間になるんだって思って。
「他の子たちみたいに過去問が欲しかったら、自分でいろんな人に聞いてもらってこい、それならその努力を認めるよ。教室では絶対に用意しないから。」
と塾生に言ったこともあります。
でも卑怯な事をみんながやれば普通になります。
子どもの方が感覚はまともですが、親がもうまともではなくなっているから当然その価値観を受け継ぎます。
小学校でも単元テストの類題で直前まで練習させてからテストを受けさせるから、当たり前になってしまっているのかなぁ。
塾の方もそんな感覚はなく、「抜群の的中率!」なんてチラシをまくし、そこに親は飛びつくし。
社会に出てからのことを考えて、過去問によるテスト対策は受験だけにしといた方がいいと思いますね。しかも、子どもが自力でやるように。
ヤフー知恵袋にこのような質問がありました。
過去に兄姉のやった中間・期末テストを見て高得点を取ることは卑怯ですか?
息子のクラスの子が1つ年上のお姉さんの学年末テストを参考にしながらテスト勉強をした結果、平均93点という高得点を叩き出しました。
普段から成績も良くまじめな子なのですが、クラス内で一部「それってズルじゃん」という声が上がっているようです。
私としては「普通のこと」だと思っていたので、テスト前下の子に「お兄ちゃん(2つ上)の昔のテストでも見て対策立てれば?」と、声を掛けてたんですが今になって言って良かったのかと複雑な気分です。
息子は結局テスト前には面倒くさがって探さず終いでしたが今になって「来年の分、探しておこうかな。でもやってもいいのかなぁ?」と悩んでいる様子
私も「悪いことじゃないと思うんだけどねぇ」という曖昧な答えになってしまいます。
実際過去のテストと今回のテストの問題がどの程度似ていたのかとか教科担任が同じだったのかなど、詳しいことは全くわかりませんがみなさんはどう捉えるのか教えていただきたいと思います。
質問者のコメント
たくさんのご回答ありがとうございました。
その後クラスでも話合いがもたれ、問題なしという事で落ち着いたようです。
今回子供たちの意見に動揺してしまった自分自身に反省です。
引用元:https://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q1382954883?fr=pc_fb&fbclid=IwAR3G0M5FONqDB1e0qp7PCagH8cpQQiA_Tx1ZPtyAfczBM13UYSWCSIwdLF4
この質問に対する答が
過去問はずるくないです 学校の近くの塾は生徒から問題を貰い過去問としてとってあり試験前はそれを勉強に使うと聞きましたし、もちろんうちも上の子供の綺麗にとってありますよ、ただ教室で言う事ではないですね、過去問持ってない子供の方が多いでしょうし、持ってない子供はずるいと思うでしょうしね…ただうちの学校で過去問あって得したと聞いた事ないような、まっ頭いい子は関係ないでしょうし、馬鹿な子はそれがあったからと言って同じ問題ではないので出来ないだろうし、あまり必要とはしない物だと思います。でもその問題を解いて勉強になるのですから無駄じゃないですよね。
普通ですよ。
塾などに行くと普通に過去問みて勉強します。
それが普通ですよ。
私が今現在と過去に通っていた塾では
3校とも過去問をテスト前に渡されました。
そんな、先生たちも毎回テストで同じ答えを
出しているわけではありませんし、
問題さえ理解していれば別に文句を言う必要はないと思います。
「ズルいじゃん」っていう奴はどうせ馬鹿なんでしょう。
内申対策も強化する塾では、毎回のテストを提出させ、資料の積み重ねに使っているようですよ。その塾では新学年になって担当の先生を伝えると「じゃあ、去年の○○先生の問題はコレね」と過去問が出てくるんですって。
私自身は自分で勉強していたので誰かの過去問を見せてもらうことはありませんでしたが、対策的には通信教育の「予想問題」をやるのと大して変わらないんじゃないでしょうか?先生の気分が変わって(?)過去問と違っても、それはそれ、ですし特に何とも思いません。
だいたい学校のテストは習ったことの中から出るんですから、教科書と問題集の問題を全部やっておけばかなり高得点が取れるはずです。お話しに出てきたお子さんだって、テストを参考にして自分で勉強したんですから、文句を言われる筋合いはないと思いますよ。
高校であれ、大学であれ、入試一般の学習法の一つは、必ず受験する学校の過去の試験問題に挑戦し、その傾向や特色をつかむことです。
本屋の受験コーナーへ行くと、有名大学の過去の入試問題だけを集めた問題集が販売されています。
高校入試の場合でも、入試1ヶ月前の学習として、過去数年間の入試問題に取り組みます。
この方法を、学校内部の中間や期末試験に当てはめても、一行に差し支えはないと思います。
試験問題を作る先生の傾向や特色を知ることは、試験を受けるものにとって、とても大切なことです。
その結果、優秀な得点が出たとしても、それは本人の努力の成果であって、なんら恥じることはないと思います。
この原則は、他の全ての場合にも当てはまり、スポーツの試合などでは常識ですよね。対戦者(校)の過去の試合のビデオなどを見て、こちらの作戦を立てること、当たり前です。昔から言いますよ。
『敵を知り、己を知れば、百戦、百勝』
ですよ。
もし、何のカンの言われるようなら、問題を作る先生は、過去の問題にとらわれず、常に新しい問題の作成に努力することです。と言えばいいのでは・・・・
ズルではないです。テストは本番当日ににカンニングさえしなければ悪いことは何もありません。過去問を解くというのも立派なテスト勉強のひとつです。テストは当日の実力勝負なので周りのことを気にせずに頑張ってください。
ぉ~ 圧倒的にそれが普通ですという意見ですね。
ちなみに、どんぐり倶楽部糸山先生のコメントはこちら
>曖昧な答え←■完璧に「卑怯千万」「論外」「カンニングそのもの」「教育課程ではあってはならないこと」*高校受験を利用して「環境適応の一貫としての技の工夫方法」として取り入れる場合にのみOK。その時には「設問解釈も同時に教える」無人島でのサバイバル術という位置づけ。日常生活では異常行動なので、最後までさせない。*最初からキチンと解決しておくべき対応策の一つ。保護者が覚悟して持っておかなければいけない答えの一つ。*聞かれたときにスパッと答えられるように覚悟の裏付けのある回答準備があるべき事柄ですね。
長男が中学生になってしばらくたった頃、こんな会話をしました。
(うろ覚えですが)
「みんなさぁ ズルいんだよね、進研ゼミの予想問題とか塾の予想問題を持っていて、そこから結構同じ問題が出るんだよ。」
『へぇ~みんな卑怯でつまらない勉強してんだね。社会に出て困るんだけどね。なにお前も欲しいの?』
「いやぁ~そういうわけではないんだけどね。ズルいなと思って。」
『いいじゃない、お前はどんぐりで育ったんだから、丁度いいハンデでしょ。
お前がテスト対策問題なんかでテスト勉強したらそれこそズルいでしょ。
そんなに賢い頭を持ってるんだから、ハンデだと思って勝負しな。』