長男が小学生の頃「明日は休みだから、8時からテレビを見てもいいかなぁ」と言ってきました。(普段は夜8時以降はテレビはみない、週3時間まで)
ちょっと遊び心を出して、「じゃぁゲームをしよう。この国語のテストの間違えた(というか空欄)漢字の書きをIF法で7時20分までに全部覚えたらOKにしようか。」
時計は7時10分、漢字は「射」「吸う」「割り」「処」「縦」の五つ。
自分で大きくお手本を1つずつ書き、良く見て覚えていました。
3分くらいで終えてお絵かきを始めたので、「もう覚えたの?」と聞くと、
「うん覚えた。もう書いていい?」というので、
「書くのはテレビを見る直前、8時ね。」というと、
「え~、まぁいっか」と。
8時にやったら難なく書けました。すごいなIF法
学習ボランティアで算数の授業に入っていた時に、算数の授業なのに漢字の練習をしている子がいました。みると50問テストで8問しか正解していないプリントを机の上に置き、間違えた感じを1行ずつ書いて練習していました。
「覚えられる?」と聞くと
首を横に振りましたので、先生に了解を得て何文字かIF法で教えてあげました。
やったことは、白紙に大きく一文字書き、意味を教えて
「よ~くみて、書けそうだと思ったら目をつぶって頭の中でかいてごらん。
途中でわからなくなったら目を開けてまたお手本をじっくり見て、
書けそうだなと思ったらまた目をつぶって頭の中でかいてごらん。
頭の中でかけたら、実際に紙に1回書いてみようか。
そこで書けなかったらまたじっくり見て覚えて、目をつぶって頭の中で書く。
書けたら確認で紙に書いてみる。紙にかけるまでその繰り返しね。」
と言っただけ。
何文字かお手本を書いてあげたら、すぐに書けるようになって本人びっくりしていました。
担任の先生は驚いて、「このやり方いいですね、やってみよう」と言ってくれました。
教室でやるなら前にみんなを集めて、黒板に大きくお手本を書き、意味を教えてから
上記の手順でやらせるといいですね。
書く練習ではなく、思い出す練習を!
漢字の覚え方を紹介しましたが、漢字は読めて意味がわかることの方が大事です。
こちらについては別のページで解説していますのでリンクからたどってください。